『 THE MOOD 』

#下着再考

新年を迎える時、そのタイミングに取捨選択する人は多いはず。
日ごろ見て見ぬフリをしてきた、食器棚、クローゼット、机の引き出し...
ランジェリーもその一つ。
ヨレヨレになったランジェリーとはサヨナラして、コレクションを整えるタイミング。
肌に直接纏うものだから、それを見る人は数少ない下着という存在。
けれど、何をつけるか次第で自分自身のムードがこっそりでも確実に変わるはずだから、
新年を新しい下着で気持ち新たに迎えるのが私のルーティンです。
青柳文子ちゃんと、新年ランジェリーを探しに「ランジェリークNEWoMan新宿店」へ。

Direction / Writing / Photo
@makikakimoto

VOL.21

青柳文子
独創的な世界観とセンスで同世代女性から支持を集め、雑誌、映画、ドラマ、CMなどに出演。映画や旅行についてコラムを執筆、商品プロデュースなど様々な分野で才能を発揮。ヘアケア「CRAFTORGANIC」広告出演や、スウェーデン時計ブランド「TRIWA」のアンバサダーを務めた。母になり初めてのフォトエッセイ集『あか』が発売中。
@aoyagifumiko

「たしかに年始には下着を新調したい気分になります。手放していくものがある中で、
気づけば最近は実用性のあるランジェリーしか残っていなかったかも。
だから今日選んだ4点のように、着ると夢があるものが家にあるってことがとても嬉しい。
少しずつ増やしていきながらアップデートしていけたらいいな。
着心地の良さは日々に重要だなと思うし、可愛い下着を着ているだけで、ちょっとくらい身体がゆるんだとしても、それさえも愛らしく感じられると思うんです」( 青柳文子 )

SELECTION 1
【 ROCKING CHAIRS 】
NON WIRE BRA #LIRA812 Terracotta
STANDARD SHORTS #LIRH112 Terracotta



「これはまず色が好き。柿みたいなオレンジに惹かれました。そして、総レースの華奢さにもうっとり。襟ぐりのVのカットも美しくシャープで、ガーリーと大人がミックスされています。履きやすそうなショーツは、つぶつぶがまたかわいい...」( 青柳文子 )

SELECTION 2
【 HIS BUGGY 】
WIRE BRA #LIRA113BC Black
STANDARD SHORTS #LIRH113 Black



「繊細な四角い形の珍しいレースに一目惚れでした。レースというとお花というイメージがどこか頭にあったのですが、こんなレース初めて見ました。モードさもあるけれど、レースやサイドのタックなど繊細なつくりなので女性らしさも残っています。ブラは脇の高さがあるのでホールド力もあってとても安心」( 青柳文子 )

SELECTION 3
【 TERRACE 】
NON WIRE BRA #LITA827 Powderpink
HIPHUNG #LITF327 Powderpink
WIRE BRA #LITA127 Powderpink
TANGA #LITH527 Powderpink



「ランジェリーについているリボンに対して少し気恥ずかしくなってしまう時もあるけれど、この4重に重なったリボンの繊細さには一目惚れでした。女の子の夢が詰まった1着♡歳を重ねるにつれ、洋服で選ぶことが難しくなってくる薄いピンク色もランジェリーならじゅうぶんに楽しめます。レースがとても軽やかで美しいので、とことん甘くても子どもっぽくはなりません。カップ入りの方は、ホールド感と夢みたいなガーリーさが両立しています」( 青柳文子 )

柿本真希 | Maki Kakimoto
エディター・ライター・ディレクター
編集、ライター。衣食住子と幅広く編集・原稿・連載・インタビューを担当。
2年間のアシスタント期を経て2001年独立。2012年からニュージーランドにて母子留学を2年半。
2014年秋に帰国後、編集・ライターに加え、ディレクション・キャスティングなど多岐にわたって活動中。